Windows10のデフラグ機能。SSDへの効果はある?専用ソフトは?

著者:Yuichi Okita

Windows10のデフラグ機能。SSDへの効果はある?専用ソフトは?

公開日:2019-08-07
最終更新日:2019-06-25
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Windows 10のディスククリーンアップの記事でデータの断片化(フラグメンテーション)について書きました
Windows 10には、断片化を直すデフラグという標準機能があります。

今回はデフラグをする方法について書きます。

このページの目次です。

デフラグをすると、なぜPC高速化するのか?

上のリンク先ページで使用している図で説明します。
データの書き込みや削除を繰り返すと、赤線のように断片化します。
飛んで刻まれた分散データ量が多くなると、針がデータを探すのに時間が掛かってしまい、
その結果、PCが低速化します。

example of data fragmentation

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画像提供:Copyright © Yuichi Okita

逆に、青線のように連続したデータが整然と記録されていると、
針はスムーズに目的のデータを探すことが出来ます。
その結果、PC動作が高速になります。

つまり、デフラグとは、飛び飛びに分散して記録されたデータを
整然と綺麗に並べ直して最適化する機能なのです。

 

デフラグを実行する前の準備

不要なデータを事前に削除しておく

デフラグは分散している断片データを連続化する作業なので、不要なデータを予め削除しておく必要があります。
デフラグを実行してから不要データを削除すると、また以前と同様にデータが分散し断片化するからです。

不要データを削除する方法

下記2つのページにて、方法を書きました。1, 2の順序で実行していただくと、スムーズに進めると思います。

  1. Windows 10 の細かい不要データを削除するディスククリーンアップ機能
  2. Windows10のジャンクデータを削除する無料ソフト、CCleanerの使い方。

 

デフラグの方法

Cortana検索窓に「デフラグ」と入力し、「ドライブのデフラグと最適化」をシングルクリック。

searching the defrag with cortana

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各ドライブの名前を選択し、「最適化」ボタンを押す。
複数のドライブをまとめて選択し、「最適化」ボタンを1回押す、というやり方は出来ないので、
1つのドライブずつ最適化していく。

optimizing the drives

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SSDにデフラグは効果があるのか?

Windows10ではデフラグの代わりにTrimが実行される

HDDと構造が違って駆動するものが無く、基盤に情報が記録されるSSDもフラグメンテーションは生じます。

例えば、SSD上でのデータの並び方が、下図の上段のように連続してデータが並んでいるとデフラグは不要ですが、
下段のように飛び飛びに分散してデータが記録されている場合は、デフラグの対象となります。

data sequence in ssd

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ただし、Windows10のデフラグ機能には、SSDに対しては「Trim(トリム)」コマンドが自動的に実行されます。
最近のSSDであれば、Windows10がSSDを自動認識するので、特別な設定をしなくても、
上で書いた方法で「Trim」が実行されます。
下記ページで詳しく説明されているので、紹介させていただきます。

 

デフラグ機能によるSSD寿命への影響は?

Dropboxの記事によれば、SSDは36.5TBの読み書きを概ねの寿命基準とされているそうです。
また、読み書きの回数が多くなると、生涯寿命が短くなります。

下記ページによると、Windows標準のデフラグはSSDに向いていないそうです。
SSD専用のデフラグソフトが望ましいとのことです。

 

そこで、CCleanerを提供しているPiriform社のフリーウェア(無料ソフト)、Defragglerを実際にインストールして実行してみました。

Cドライブは16%が断片化の状態を示す画像。

defraggler

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Fドライブの断片化は0%。ドライブマップが整然としているのが分かる(赤枠部分)。

defraggler 2

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次に、Cドライブをデフラグしようとしました。

defrag on defraggler

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すると、
「デフラグ作業はSSDの寿命に影響を及ぼす可能性があります。」というメッセージがダイアログに表示されました。

dialogue by defraggler

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定評のあるメーカーのソフトがアラートを出してくるので、SSDへのデフラグは避けたほうが良いのでしょう。

 

SSDへのデフラグ効果についての結論

「SSDにはデフラグに代わるTrimを行うと効果があるが、SSDの寿命を考えると頻繁に実行するのは避けたほうが良い。」

と結論付けそうです。

個人的には、あまり神経質にならず、ジャンクデータを掃除するときに一緒に実行していくつもりです。

 

 

デフラグによる空き容量増加についての私見

まだGB(ギガバイト)単位のHDDが無かった時代なら、デフラグでせこせこと空き容量を増やしたりしていましたが、
今はGBの上の単位、10の3乗倍(1000倍)のTB(テラバイト)の時代なので、大容量の外付けストレージも手に入れやすく、安価に買えます。

現存の容量の調節に神経を使うよりも、「容量を新規で足す」という考え方で購入したほうが、
物事の進行も軽やかになる、と私は考えています。

 

デフラグは重要なメンテナンスなのか?

SSDの登場で重要性は低下傾向

デフラグの歴史は長く、Windows 95/98 の頃から標準装備された機能です。
20年以上前では、夜に眠っている間にデフラグ処理をさせて、

「翌朝になってもまだ終わらずに処理が続いている」

なんてことは当たり前の時代でしたが、
SSDが世の中に出回り、SSDの標準装備が主流になりつつある今では、デフラグの重要性は薄まってきています。

 

ストレージセンサー強化が意味するもの

Windows 10の設定アプリ>システム>ストレージ と展開していき、

  • ストレージセンサー

をオンにすると、自動的に不要なファイルを削除して空き容量を増やしてくれます。
Microsoftはこのストレージセンサーに力を入れているそうです1

赤枠部分がストレージセンサー。

storage sensor

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不要なファイルを削除して空き容量を自動的に増やす機能を強化するということは、
必然的にデータ断片化を修復する機能も強化されると思います。

「削除だけ高機能に実施して荒地を作り、そのまま放置して去っていく」

とは考えにくいからです。

 

デフラグの将来

Windows 10では、Windows管理ツールフォルダにデフラグ機能が収められていますが、
将来的には、ストレージセンサーとの関係が密になったり、統合されたりする可能性があるのではないでしょうか。

もしそうなると、

「自動的に不要ファイル削除、自動的にデフラグ」

というメンテナンスの自動化はもちろんのことで、
加えてユーザーの使用状況に最適化された機能になることを望みます。(もちろん、SSDの寿命も考慮された処理)

 

結論

「肩ひじ張ってまでデフラグ実行するほどの重要性はないが、こまめにデータ管理する意識は忘れずに」

私はこのように気構えています。

 

 

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脚注

  1. 参考:株式会社インプレス(2018年9月14日).「ディスク クリーンアップ」は非推奨に ~“ストレージ センサー”への移行を – 窓の杜. 2019年6月16日閲覧。

著者について

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