Google Chromeとは
Google Chrome(グーグル・クローム)は、Google社が開発したクロスプラットフォームのウェブブラウザである。2008年にMicrosoft Windows用に最初にリリースされ、その後Linux、macOS、iOS、Androidに移植された。このブラウザはChromebook(ノートパソコン)やChromebox(デスクトップパソコン)に使われているChrome OSの主要構成要素でもあり、そのウェブアプリの基礎にもなっている。
Chromeのソースコードは、そのほとんどがGoogleのオープンソースのChromiumプロジェクトからのものであるが、ChromeはGoogle社所有のフリーウェアとしてライセンスするようにした。WebKitは元々のHTMLレンダリングエンジンであったが、Googleは最終的にそれを分岐させてBlinkを作成して、iOSを除くすべてのChromeの版でこのBlinkが使用されるようになった。
2020年4月時点で、インターネットの流量統計用StatCounterによると、Chromeの全世界ウェブブラウザの利用シェアは従来のPCで(72.36%をピークにした後)現在68%で、全プラットフォームで64%であると推定される。 こうした成功により、Googleは「Chrome」ブランドを他の製品へ応用して、Chrome OS、Chromecast、Chromebook、Chromebit、Chromebox、Chromebaseを作っていった。